❖女子生徒たちの受難
昭和から平成の学校教育における悪しき風習というテーマだと、必ずと言っていいほど槍玉に挙げられるのが、「ブルマ」である。
その中でも、いわゆる"密着型ブルマ"(写真)は、1960年代から90年代まで女子生徒の運動着として全国の学校で採用され、着用が義務付けられていた。しかし、下半身をほぼ剝き出しにした姿は、運動着という大義名分を借りた「見せる下着」と呼べるほどに過激な代物であり、年頃の少女たちには悪夢そのものであった。

つい先日も、テレビのコメンテーターが、体育でブルマを穿かされていた頃の苦い経験を振り返り、怒りをあらわにしていたのが記憶に新しい。
確かに、女性目線で見ればブルマには何のメリットもなく、苦痛でしかなかったという意見にも納得できる。思春期の多感な女子生徒が、飢えた男子からの視線に晒されながら、下着同然の姿で運動させられていれば無理もない。
❖根強いブルマファン
ただ、このブルマというアイテムは、性別などの立場によって、その評価が一変するというのが面白い。実際、ブルマに嫌悪感を抱く人々(主に女性)が多く存在する一方で、廃止から20年以上が経った今でも、それを熱烈に信奉し続けるコアなファン(主に男性)というのも、それなりに存在している。
自分も、そんなブルマの魔力に、すっかり魅了されてしまった人間である。初めてその麗しい光景を目にしたのは小学校の体育だったが、今でも、当時の記憶は生々しく脳裏に焼き付いている。そして、それはもはや一種の呪いであるかの如く、決して頭から離れることが無い。

❖ブルマの本当の罪
そのぐらい、ブルマとは耐え難い色気と中毒性を持つ代物なのだ。それは多くの女子を苦しめ、彼女たちの青春を「封印したい黒歴史」へと塗り替えてしまっただけではない。その扇情的な見た目は、同じ時代の無垢な男子生徒や紳士たちの性癖を歪め、彼らの心に取り返しのつかない”後遺症”を残してしまった。
しかし、実際にブルマを穿かされていた女性たちに同情が集まることはあっても、その時代を経験したことで特殊な性癖に目覚めてしまった男性たちに、世間が理解を示すことはない。今の時代に「ブルマが好き」などと公言すれば、それだけで変質者のレッテルを貼られるには充分であり、ほとんど犯罪者予備軍のような扱いを受けるだろう。

❖このブログについて
これまで述べてきたように、いまやブルマを愛する者に人権は無く、今後もそれが変わる見込みはない。だが、それにも関わらず、廃止から四半世紀が経ってもブルマが我々の心を捕らえて離さないのは、一体なぜだろうか。
そこで、このブログでは、なぜ人はこれほどブルマに惹かれるのかという精神分析を交えながら、改めて「ブルマとは何だったのか?」「その中毒性の強いエロスを生む要因は何だったのか?」について、色々な角度から考察していきたい。
